高血圧の予防・改善方法!看護師が教える簡単健康管理

高血圧で起きる頭痛の原因と対処法とは?

血圧が高いと起こる頭痛の原因と対処法

血圧が高い人になぜ頭痛が発生するのか、そのメカニズムを解説します。
また、頭痛が起こった時に確認したい、重篤な病気についてもお伝えします。

高い血圧で頭痛が起こる理由

「普通の頭痛」と「高血圧の頭痛」は仕組みが違う!

「普通の頭痛」と「高血圧の頭痛」は仕組みが違う!

頭痛は高血圧の人だけに起こるものではなく、誰もが経験するものですが、実は、一般的な頭痛と血圧が高い人に起こる頭痛は、そもそもの仕組みが異なっています。

普通の頭痛は、ストレスなど何らかの原因によって脳の血管が広がり、痛みを感じる神経を刺激することで発生します。

しかし、高血圧による頭痛の場合、脳の血管は広がらないというのが特徴です。

高血圧によって頭痛が起こるのはなぜ?

高血圧によって頭痛が起こるのはなぜ?

脳は元々、流れる血液の量を維持・調節する機能が備わっています。

もし血圧が高い状態であっても、その調節機能が働くため、普通の頭痛の様に「血管が広がって頭痛が起こる」という事にはなりません。

血圧が高い状態で頭痛が発生するのは、脳の血管に動脈硬化が起こっているなど、脳の中で何かしらの異常が生じて頭痛を引き起こしていると考えられます。

普通の頭痛と高血圧の頭痛が違うと分かっても、実際には「頭痛が原因で血圧が上がっている」のか、それとも「高血圧による頭痛が起こっている」のかは判断しづらい部分です。

高血圧は脳の病気を引き起こす危険性を持っているため、血圧の高い人が頭痛を起こした時は、その症状に気を付けましょう

血圧が高い人が頭痛の時に注意すべき病気

高血圧性脳症

高血圧性脳症

血圧が急激に異常なほど高くなったり、慢性的な高血圧が続く事で、脳の血流の調節機能が壊れてしまいます。

すると、脳の中の血液の量が増えることで脳浮腫(脳のむくみ)が起こり、神経を刺激して頭痛を起こします。

  • ①早朝に頭痛が起こった
  • ②頭痛の時の血圧が「上220 mmHg以上」または「下110mmHg以上」
  • ③頭痛以外に吐き気、嘔吐、目が見えにくい等の症状がある

上記に当てはまる場合は、高血圧性脳症の可能性が高く、早急に病院を受診して治療を受ける必要があります。

脳出血

脳出血

高血圧は、血管に圧力をかけ続けている状態なため、ダメージを受けている血管は次第に脆くなっていきます。

脆くなった血管は破れやすいため、そこから脳の中に出血する病気です。

また、脳内で出血すると血の塊を作り、その塊がさらに脳を圧迫して損傷させます。

  • ①顔の片方が下がっている、顔がゆがんでいる
  • ②手や足に動かしにくさがある、力が入らない
  • ③言葉が出てこない、ろれつが回らない

突然の頭痛に加え、この様な症状が見られたら、脳出血を起こしている可能性が高いのですぐに救急車を要請してください。

脳出血と聞くと「意識がなくなる」「突然倒れる」といったイメージを持たれがちですが、少しずつ出血している場合は大きな症状が出ず、普段通りの生活ができてしまいます

様子見をしたり、病院の開院まで待つのではなく、すぐに受診しましょう。

くも膜下出血

くも膜下出血

脳は「硬膜」「くも膜」「軟膜」という3つの膜で覆われていますが、くも膜と軟膜の間で出血してしまう病気です。

血圧が高い人は、血管の負担が多いため、脳の動脈の一部が膨らむ「脳動脈瘤」を作りやすくなっています。

この脳動脈瘤が破裂してしまうと、くも膜下出血となります。

  • ①突然バットで殴られたような頭痛がする

くも膜下出血の特徴的な症状は、この突然の激しい頭痛です。

出血に伴い、吐き気や嘔吐、意識障害、手足の麻痺などが起こる事もあります。

一刻を争う状況ですので、すぐに救急車を呼び、できるだけ動かさない様にしましょう。

脳梗塞

脳梗塞

血圧が高いと血管の壁を傷つけるため、動脈硬化を起こしやすくなっています。

脳の血管が動脈硬化によって狭くなっている時に、さらに血栓などによって血管が完全に詰まってしまう事で、脳梗塞が発症します。

  • ①手足にしびれや麻痺、動かしにくさがある
  • ②ろれつが回らない、しゃべりにくい
  • ③頭痛以外に吐き気、嘔吐、めまい等の症状がある

上記の症状が出ている時は、脳梗塞を起こしている可能性がありますので、すぐに救急車を呼びましょう。

特に、50代以上の方で高血圧を患っていると、脳梗塞になりやすいため注意が必要です。

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